2019年の10月でインデックス投資を始めてから1年が経ちました。
そこでこれから1年間インデックス投資を続けてきた経験から、インデックス投資のメリット・デメリットについて書いていこうと思います。
僕はインデックス投資が将来のために資産形成する人にとっては最適な投資手法で多くの人におすすめできるし、僕自身も今後20年、30年と継続していきたいと考えています。
インデックス投資のメリット・デメリット【3つずつ紹介】
インデックス投資のメリット・デメリットについて3つずつ紹介したいと思います。
インデックス投資の3つのメリット
- 自動で毎月投資できるので時間がかからず、継続しやすい
- 簡単に分散投資ができる
- 少額から投資可能
インデックス投資の3つのデメリット
- 始める前に勉強しとくべきことが貯金に比べて多い
- やることがなくてつまらない
- 急激には資産が増えることがない
インデックス投資のメリット
自動で毎月投資できるので時間がかからず、継続しやすい
楽天証券でインデックス投資をする場合には注文するときに積立注文というボタンがあります(多分他のネット証券でもあります!)。
そこから注文を行うと、引き落とし方法と毎月の積立日、積立金額を指定することができ、自動で毎月インデックス投資を積み立ててくれます。
資産形成をしたくてインデックス投資をしたいと思っている人って別に投資や銘柄選択に興味があるわけじゃないと思っているんですよね。
実際僕もインデックス投資はあくまで資産形成のためにやっているだけで、投資自体にさほど力をいれて頑張ろうという意志はありません。
投資開始当初は投資している感覚が欲しいということで、自分で毎月投資していたんですが、投資するのを忘れてしまう月があったりしたので自動積立するようにしました。
自動積立ができるから1年間インデックス投資を継続できたと思っています。
簡単に分散投資ができる
長期的に投資する場合には銘柄分散をして投資し、自分が許容できるところまでリスクを下げるかが重要になってきます。
そのためには数十~数百銘柄に分散投資する必要があります。
インデックス投資はパッケージ商品みたいなもので、1つの銘柄を購入することでいろいろな銘柄を購入することができ、簡単に分散投資できます。
例えばeMAXIS 全世界株式インデックスという銘柄は1つの銘柄で世界中のあらゆる国々に投資する(例:eMAXIS 全世界株式インデックス)ことができます。
組み入れ株を見るとAppleやマイクロソフト、Amazon等の超有名企業の株も組み入れられていることがわかります。
しかし、個別株を購入していく場合は分散して投資するのが簡単ではありません。
例えばトヨタ自動車の株を買いたい場合、1株当たり7,000円(2019年10月)ですが、7,000円あれば株を購入できるわけではありません。
個別株の場合は、単元株数という株を売買するときの売買単位が決まっており、トヨタ自動車の株を購入する場合、最低でも100株購入する必要があります。
つまりトヨタ自動車の株をかいたければ最低70万円を準備する必要があります。
10社に分散投資しようと思うだけで数百万円程度の資産が必要になってくるわけです。
この分散の容易性がインデックス投資の大きなメリットですね。
少額から投資可能
投資といえば数十万円~数百万円の金額を準備してから開始すると考えている人も多いと思います。
しかし、インデックス投資の場合には100円から購入可能な銘柄もあり、超少額から投資することができます!
お金に余裕があったり、ボーナスの時期には数万円ずつ積立投資を行い、ライフスタイルの変化(結婚・出産等)でこれまで通りに投資が続けられない場合には数百円~数千円程度に投資額を減らしながら資産形成を継続することができます。
インデックス投資のデメリット
始める前に勉強しとくべきことが貯金に比べて多い
インデックス投資は投資を始めてからはほぼほったらかしで投資していくことができます。しかしながら投資を始める前にはインデックス投資がどのような投資手法なのかを勉強し、自分のリスク許容度を把握したり、自分の投資方針を考えてポートフォリオを作成する必要があります。
このような手間があるのが一つ目のデメリットです。
そのようなめんどくさいことをしなくても投資できるだろうと考える人もいるでしょうが、僕は資産が減っても良いという人以外は絶対に投資を始める前には勉強をしておくべきだと思います。
僕はインデックス投資を始めたい場合には「僕はお金は寝かせて増やしなさい」という本を読むことを勧めています。
インデックス投資でもっともやってはいけないことが途中で投資を止めてしまうことです。
人の心理は資産の大幅な下落に耐性があるようにはできていないようで、リーマンショックのときに資産が大きく減ったときに投資を止めてしまった人は多く、止めてしまった人は資産を大きく減らしてしまったようです。
しかし、リーマンショック後に世界的な景気は回復し、インデックス投資を継続した人は大きく資産を増やすことに成功したようです。
このように今後リーマンショック級の経済への大打撃で自分の資産が大きく減った場合にも、投資を継続できるように投資を始める前に計画立てて投資を始める必要があります。
やることがなくてつまらない
投資は値動きが激しくワクワク感や射幸心をあおられるものだと考える人もいるかもしれません。
どのタイミングで投資して株価が上がるか下がるかにワクワクする、そのようなことに期待して投資する人がいるかもしれません。
しかし、残念ながらインデックス投資ではそのようなワクワク感は得られず基本的には何もやることがなくつまらない投資手法です。
ただ、僕の場合はこのつまらなさが良いと思っています。
インデックス投資はつまらないからこそ毎月の積立投資のみを淡々と行い、普段は仕事や趣味に熱中することができます。
投資を楽しむものではなく、資産形成のためのツールと考えている人にとってはむしろメリットになる可能性も高いですね。
急激には資産が増えることがない
投資というワードからは一攫千金という言葉を思い浮かべる人も多いと思います。
実際、株式投資によって一夜にして資産を100倍、1000倍、10000倍に増やして億万長者になった人はいると思います。
誰もが資産はできるだけ早く大きく増やしたいものです。
しかしそんな都合の良い手段はありません。インデックス投資も例にもれず、一攫千金を狙えるような投資手法ではありません。
毎年5%程度資産を増やしつつ、複利の効果によって徐々に資産拡大を加速させ、20年後、30年後にはそれなりに資産を増やすことに成功しているという投資手法になります。
インデックス投資は数日や数カ月、数年程度で大きく資産を増やせる方法ではありません。注意しましょう。
最後に
インデックス投資のメリット・デメリットについて語ってきましたが、インデックス投資は急激に資産を増やすことはできませんが、他の投資手法に比べて理にかなっており、案的敵に資産形成をできると僕は考えています。
また、投資を始めてからは投資にほぼ時間を掛ける必要は無く、将来のために資産形成したい多くの人におすすめできる投資手法です。
Baby steps to Giant strides !
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