投資

株価暴落時にインデックス投資初心者がやるべきだと思ったこと

昨今コロナウイルスの影響で日経平均株価やNYダウ平均株価が大きく下落しています。

この株価の変動に対して多くの投資家が何かしらのアクションをとっています。

しかし、インデックス投資家は今回の株価の大きな下落が起こってもうろたえず坦々とこれまで続けていた定期的な積み立て投資を続けるべきです。

なぜならインデックス投資を始めた人の多くは長期的な株価の成長に期待して投資を始めたはずだからです。

僕と同じようにつみたてNISAからインデックス投資を始めた人は初めて直面する株価の大幅下落で動揺する人も多いでしょう。

そのようなときには、どのような目的でインデックス投資を始めたのか?どのようなメリットを感じてインデックス投資を始めたのかを思い出しましょう。

以下、僕はインデックス投資を初めて1年ちょっとですが、株価の大幅下落に対してどのように対処しているかを書いてみました。

リーマンショックを乗り越えたインデックス投資家の本やブログを読む

僕がインデックス投資に対して何か不安に思ったときにまず最初にすることは、リーマンショックを乗り越えた経験のあるインデックス投資家達の本やブログを読むことです。

インデックス投資として有名な本は「ウォール街のランダム・ウォーカー」や「インデックス投資は勝者のゲーム」等あります。

ただ、僕は投資に不安を感じたときには実体験などの経験談の話を多めに読みたいという理由で、著:水瀬ケンイチ氏(ブログ:梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー)の「お金は寝かせて増や死なさい」というインデックス投資を始めるきっかけになった本や、著:Nightwalker氏(ブログ:NightWalker’s Investment Blog)の「世界一ラクなお金の増やし方」を読むようにしています。

これらの本を読むと、リーマンショックのあった2008年には資産が半分になったようです。しかし、坦々と積み立て投資を継続することで自然と株価は上昇したということがわかります。つまり、株価は下落し続けることはないことがわかります。

そしてリーマンショックを乗り越えたインデックス投資家達は、大暴落時でも利確・損切するのではなく、投資を止めず坦々と毎月のつみたて投資を継続することが重要だと口を揃えて言います。

このようにリーマンショック時の下落とその後の株価の回復を確認して下がり続ける相場はないと思い出し、毎月のつみたて投資を継続する重要性を思い出すようにしています。

水瀬ケンイチ氏もブログで今回のコロナウィルスによる株価の下落に関してコメント(いつもどおり一歩ずつ、一歩ずつ)しています。一度読んでみてください。

過度に株価の情報を集めすぎない

株価が大幅に変化しているときにはTVやSNS等で多くの株情報を手に入れることができます。

多くの情報を手軽に入手できる現代は非常に良い時代であると同時に、様々な意見が入り混じってどの情報が正しい情報かがわからなくなってきます。

世の中には様々な投資家がおり、全ての人がインデックス投資を行っているわけではありません。

インデックス投資家は普段通りに坦々とつみたて投資を継続するのが正解なわけですが、他の方法で投資を行っている人にとっては今のような株価が大きく変動するときが利確・損切するタイミングになるわけです。

そして、インデックス投資家は特別な行動をするわけではないのでSNS等で特に発言数が増えるわけではないですが、売り買いをする人達は、「今が利確のタイミングだ」、「まだ株価は下がるから株価の底で買え」等の様々な情報・意見が多くなります。

ようするに株価が大きく変動するときには、インデックス投資家にとってノイズ情報が多くなるわけです。

他の人が様々な行動をとっている中でインデックス投資は特別な行動は起こさないわけですが、これが意外と難しいのです。情報を集めれば集めるほど自分も何か行動しなければななないのでは?という心理にかられるわけです。

インデックス投資家は株価が下落しても特別な行動をとる必要はありません。つまり過度に株価の情報を集める必要はありません。過度な情報収集はむしろ不安を煽る要素になりかねません。注意しましょう。

リスク許容度を確認する

インデックス投資家は、株価の下落時は情報を集めるよりもリスク許容度を再確認するのがよいのではないでしょうか?

本やブログを読んでからインデックス投資を始めた人は、自分のリスク許容度がどのくらいであるかを見積もってからどのような割合で株式や債券を購入するかを決めたと思います。

しかしながら良そうはあくまでも予想です。実際に株価のを経験して、その実体験を元にした方がより正確なリスク許容度を把握できます。

例えば、株価の下落が不安でとにかく情報収集してしまうという場合、リスクを取りすぎている可能性があります。

そのような場合は資産の内訳の株式の割合を減らして、債券の割合を増やす・キャッシュ等の無リスク資産の割合を増やすなどして自分にとって最適なリスク許容度になるように調整するのが重要だと思います。

最後に

僕はまだまだインデックス投資の1年とちょっとの初心者インデックス投資家です。

株価の大きな暴落もインデックス投資を始めてから最初の経験になります。ここ数日は少し不安に思うこともありました。

しかし、僕自身は

  • リーマンショックを乗り越えたインデックス投資家の本やブログを読む
  • 過度に株価の情報を集めすぎない
  • リスク許容度を確認する

を実行することで精神的にはある程度落ち着いています。

僕と同じようにつみたてNISAからインデックス投資を始めたビギナーはたくさんいると思います。その中にはコロナウィルスによる株価の大幅な下落によって不安になっている人も多いでしょう。

ぜひともこの機会にインデックス投資がどのような投資方法であるかを思い出して、長期的にインデックス投資を継続できる仲間が増えれば良いなと思っています。

Baby steps to Giant strides!

ABOUT ME
ふにか
旧帝大を修士で卒業後、大手企業で研究職に従事。趣味は投資・読書・科学技術(特に半導体)・物理等々です! 2018年10月ごろから長期インデックス投資を始めました。
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