20代は休憩時間。結婚もせず気楽に生きられて、学校の勉強などもなく、自分の好きなように生きられる最高に自由な時期だと考えていました。
しかし、ふと20代を振り返ってみると漫然と時の流れに従って生活をしており、
特に充実した時間を過ごした記憶がありません。
10代の時は学校の部活や勉強に打ち込み辛い時期もありましたが、充実した生活を送れていました。
では20代はどうかというと大学生のころは部活やサークルなどせず、アルバイトやギャンブル、ゲームをして過ごし、充実していたのはたまに友人と旅行にいったときくらい。
就職してからはとにかく早く定時にならないかなとひたすら考えるような生活で何かに真剣に打ち込んだという感覚はなかったです。
そんな僕に
人生は20代で決まる
というタイトルをグサッと胸に突き刺さるような感覚がありました。
手遅れになる前にこの本に出合えた人は幸運だ!
という帯のキャッチフレーズにつられてしまい、この本を読むことにしました。
結論からいうとこの本は
20代が今後の人生を決めてしまう大事な時期である。
ということを認知してもらうことをコンセプトに書かれています。
ではなぜ20代がそれほど重要なのでしょうか?
今後の人生を決定づけるような出来事の80%は35歳までに起こる
35歳以下では新たな環境や出会いが発生する機会が多いのだと思います。
僕がさっと思いつくのは
・大学(大学院)に進学
・就職
・結婚
・住宅購入 etc.
ですかね~。他にも人によってたくさんの出来事があると思います。
これらは新たな出会いや大きな環境変化が起きる可能性があり、自分の価値観を変える可能性があります。
でも、親や上司の姿を見てきて感じたことですが、35歳を超えて上記のような出来事を経ることで ある程度生活スタイルが決まってくると制約も多くなってきます。
つまり、自分の生活スタイルの根幹が35歳までに決定するということです。
確かに、40代を超えてからや定年を過ぎてから大きくライフスタイルを変える人も中にはいるでしょうが、そのような人はまれでしょう。
30代になってからでもいいじゃないかという罠
今の時代20代で結婚や家の購入している人も減ってきているし、就職も売り手市場で30歳になってからでもなんとかなるでしょと考える人が多いかもしれません。
しかし、20代と30代では精神的な余裕が異なります。
例えば20代であれば結婚相手を選ぶときにも時期的に余裕があるのでしっかりと相手のことを見極める余裕があります。
一方、30代になってから結婚相手を探し始めると焦り等が生まれ、とにかく結婚だ!という考えが先行してしまい、見極める余裕がない。
就職についても同様で、20代は自分の好きなことをやって30代から真剣に働こうと考えていても、余裕がなくなっていれば、企業の選択を誤り、自分のやりたいこととは異なる職業やブラック企業に就職しなければならず、結果仕事が続かないということにつながりかねません。
つまり、20代の間で、自分の意志で選択できる余裕が残っているときに重要な選択をした方が適切な選択ができるということです。
まずは行動に移してみよう!
この本を読んだ後でも僕はぶっちゃけ20代で遊ぶことも重要だと思います。
やはり健康的、体力のある間にしかできない遊びもあるし、好きなことをしていたい、今を楽しむことも大事ではないか?と思います。
でも、漠然と目的もなく、辛いことから逃げるように生活するのは間違っているなと考えました。
例えば好きなことをしていたいならそれを仕事にする方法がないかを考える。
例えば結婚はもう少し先と考えているなら、なぜ先延ばしにしようとしているのかを考えてみて、 それが解消できるような相手を探してみる。今は便利な世の中でマッチングアプリも充実していますしね。
ようするに、人生を左右するような選択を後へと先延ばしにするのではなく、今のうちに考え、行動すべきだということです。
まとめ;人生の重要な選択を先延ばしにするな
人生の中で重要な選択を先延ばしにすることは可能です。
でも最後には必ず選択する必要があり、それを余裕がある20代にすることで、より適切な選択ができます。
昔の20代は結婚・就職の時期等が早く、十分考える時間がなかったであろうことを鑑みると、現代の20代は考える時間を十分に設けることができるのでラッキーです。
だからこそ
人生のことをよく考え、行動し始める
ことが重要だと実感しました。
本書では具体的なカウンセリング例を数多く示しており、多くの共感できるポイントがあります。興味がある人はぜひ読んでみてください。