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信託報酬が長期投資に与えるインパクト【20年運用で100万円以上のコスト差】

投資信託で長期投資する場合、銘柄を購入して保有し続ける「バイ&ホールド」が基本になります。

ただし、投資信託を保有している間は信託報酬と呼ばれるコストが常に発生します。

信託報酬は購入する銘柄によりさまざまですが、信託報酬が高い場合と低い場合の発生コストを比較して、低い信託報酬を選択する重要性について見ていこうと思います。

信託報酬が高い銘柄と低い銘柄を20年運用した場合、100万円以上のコスト差が発生すつ場合もあります。

この記事を読むと、長期投資の場合、信託報酬の低さが銘柄選択の需要な指標の1つになることが実感できると思います。

投資信託でかかるコスト【購入手数料と信託報酬】

投資信託でかかるコストは主に2種類あります。

  1. 購入手数料
  2. 信託報酬

1.購入手数料

購入手数料とは投資信託を購入するときに金融機関に支払う手数料です。

購入手数料は通常0%~約4%です。

購入手数料が0%の場合には「ノーロード」と呼ばれています。

例えば投資信託を2万円購入して購入手数料が4%だった場合には2万円×4%=800円になります。

楽天証券等のネット証券の場合、インデックスファンドは基本的に購入手数料0%です。

2.信託報酬

信託報酬とは投資信託を保有するときに発生し続ける費用です。

楽天証券の場合、信託報酬のことを管理費用と呼んでいます。

投資信託では、信託報酬は通常年率約0.1%~2.5%です。

信託報酬は運用会社、販売会社、信託銀行の3社に支払われます。

長期投資の場合、購入した投資信託を長期的に保有する「バイ&ホールド」をすることになります。

購入した投資信託を10年・20年と保有し続ける間、信託報酬が常にかかることになります。

なので、信託報酬は長期投資において投資する商品を選ぶ上で最も重要な指標の一つです。

信託報酬の違いが長期投資に与える影響

長期投資において信託報酬が重要であると言いましたが、実際どのくらいのコストのなってくるのかを見ていきます。

次のグラフは信託報酬の違いによってトータルの信託報酬によるコストがどの程度異なるかを示しています。

つみたてNISAを想定し、毎月3万円の積立投資で投資期間を20年まで計算しました。

運用利回りについては考慮していません。

グラフを見ると一目瞭然ですが、信託報酬の違いによって大きくトータルコストが変わっていることがわかると思います。

表には投資期間が5年・10年・20年の累計投資額と信託報酬ごとのトータルコストを示しています。

投資期間が5年の場合のトータル信託報酬は

  • 信託報酬0.1%・・・4750円
  • 信託報酬1.0%・・・4万5750円
  • 信託報酬2.5%・・・11万4375円

となり、信託報酬が0.1%と2.5%では10万円以上のコスト差があります。

さらに投資期間が20年の場合には

  • 信託報酬0.1%・・・7万2300円
  • 信託報酬1.0%・・・72万3000円
  • 信託報酬2.5%・・・180万7500円

となり、信託報酬が0.1%と2.5%ではなんと100万円以上のコスト差になります!

この結果から信託報酬は長期投資において非常に重要であることがわかると思います。

つみたてNISAを始める場合にも信託報酬をしっかり確認してから投資を始めるようにしましょう!

ETF(上場投資信託)の場合は更に低信託報酬で運用可能

投資信託の場合、信託報酬は通常年率約0.1%~2.5%です。

僕はできるだけ信託報酬の安い投資信託を選択して投資を行っており、0.1%台の商品のみで長期投資を行っています。

これでも昔と比べると、かなり信託報酬は下がってきています。

ですが、ETF(上場投資信託)の場合にはさらに低い信託報酬で投資可能です。

ETFとは基本的には投資信託と同様に1銘柄で多数の企業に分散投資されているのですが、個別株のように証券取引所の取引時間中はいつでも売買可能で、市場価格にリアルタイムで変動しています。

一例として「VTI」という米国株式市場の投資可能銘柄に分散投資されているETFの信託報酬をみると0.03%となっています。

信託報酬0.1%と0.03%のコスト比較したのが次のグラフになります。

投資期間が20年の場合のトータル信託報酬は

  • 信託報酬0.1%・・・7万2300円
  • 信託報酬0.03%・・・2万1690円

となります。20年で約5万円のコスト差になります。

先ほどの信託報酬2.5%との比較と比べると差は小さいですが、徹底的にコストを下げたいならばETFという選択をとったほうが良さそうです。

ただし、ETFにもいくつかデメリットがあります。

例えば、投資信託は100円から投資可能等、定額から投資を始めてみることが可能ですが、ETFの場合、最低購入金額は数万円であり、少額からの買い付けはできません。

また、信託報酬の低い銘柄は基本的にアメリカのETFなので、日本円を米ドルへ両替する際の為替手数料や買い付け手数料がかかります。

僕は投資初心者ですので、できるだけややこしくない投資信託で長期投資をしています。

ただ、やはり信託報酬の低さは魅力的なので将来的にはETFを購入するかもしれませんね。

最後に

今回の記事では投資信託の信託報酬の違いによるトータルコストの違いについて見ていきました。

長期投資において信託報酬が低い銘柄に投資することの重要性を少しでもわかってもらえたならば幸いです。

ABOUT ME
ふにか
旧帝大を修士で卒業後、大手企業で研究職に従事。趣味は投資・読書・科学技術(特に半導体)・物理等々です! 2018年10月ごろから長期インデックス投資を始めました。
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